はじめに
今や世帯普及率が80%以上となり、なくてはならないものとなったスマートフォン。
TwitterやInstagramなどのSNS、YouTubeなどの動画視聴、Spotifyなどのストリーミング音楽再生など、毎月のスマホ通信量が気になってしまいますよね。
毎月のスマホ料金は節約したいけど、そんなに気にせずにSNS、動画鑑賞、音楽再生できるくらいのギガプランを使いたいという人も多いのではないでしょうか?
安いだけじゃなく安心して使いたい。そんなわがままな人に最適なギガプランが大手キャリアの格安SIMの20GBプランなのです。
大手キャリアの格安SIMって?
大手キャリアではない格安SIMは、大手キャリアの通信回線を借りているので、通信回線を維持する費用がなく、このため大手キャリアよりも安い料金でサービスの提供を実現しています。
これに対抗して、大手キャリアも低価格SIMの料金プランを提供しています。
大手キャリアの格安SIMは、自社の通信回線を利用していますが、WEB手続きのみにするなど手続きやプラン内容を簡素化することで低価格での提供を実現しています。
大手キャリアの低価格SIMの20GBプランは以下があります。
ahamo | キャリア:NTTドコモ データ量:20GB 国内通話料金:5分以内無料 基本料金:2,970円(税込)/月 |
LINMO | キャリア:ソフトバンク データ量:20GB 国内通話料金:22円/30秒 基本料金:2,728円(税込)/月 5分以内通話無料オプション+550円(税込) |
povo2.0 | キャリア:au データ量:20GB 国内通話料金:22円/30秒 基本料金:2,700円(税込)/30日 5分以内通話無料オプション+550円(税込) |
どのプランも3,000円以下で通常のキャリアプランに比べると、かなりの節約ができそうですね。
格安SIMの20GBでできることってどのくらいなの?
では、20GBの通信量でどのくらいのことができて、毎月使う通信量に対して足りるのでしょうか?
動画視聴
YouTubeなどの動画視聴は、画質によって通信量が変わります。
・720p(高画質)なら、20GBで約20時間視聴できます。(1時間で約1GB消費)
毎日40分ほどの視聴すると1か月で20GBを使うことになります。
・480p(標準画質)なら、20GBで約33時間視聴できます。(1時間で約0.6GB消費)
毎日1時間ほど視聴すると1か月で20GBを使うことになります。
ストリーミング音楽再生
Spotifyなどのストリーミング音楽再生は、音質設定によって通信量が変わってきます。
標準音質なら、20GBで約200時間再生できます。
毎日6時間30分ほど再生すると1か月で20GBを使うことになります。
1曲5分だとすると、20GBで約2,400曲分を再生できます。(毎日約80曲)
Webサイト
ネットニュースなら、20GBなら66,000ページ見ることができます。(1ページにつき約300KBを消費)
毎日2,200ページほど見ると1か月で20GBを使うことになります。
SNS
Xなら、20GBでタイムラインを約80時間見ることができます。(1時間の利用で約250MB消費)
毎日2時間30分ほど見ると1か月で20GBを使うことになります。
テキストのみではなく動画の投稿が多い場合は、これよりも時間が短くなることもあります。
LINE音声通話・ビデオ通話
LINEの音声通話なら、20GBで約1,100時間話すことができます。(1時間で約18MB消費)
毎日36時間(無理ですが、、)ほど通話すると1か月で20GBを使うことになります。
ビデオ通話なら、20GBで約60時間話すことができます。(1時間で約3GB消費)
LINEMOは、LINE音声通話・ビデオ通話の消費量はゼロなので、無制限で使えます。
参照元:20GBってどれくらい?中容量プラン「ahamo」でできること
(https://apprev.smt.docomo.ne.jp/article/00cd24e/)
各々を同じ通信量を使用するとした場合、毎日できること(各々を毎月4GB消費)
それでは、「動画視聴」「ストリーミング音楽再生」「Webサイト閲覧」「SNS閲覧」「LINE音声通話」を各々4GB使用(合計20GB)した場合、毎日どんなことができるでしょうか?
動画視聴 | 480p(標準画質)で約12分 |
ストリーミング音楽再生 | 標準音質で約1時間20分再生 |
Webサイト | 440ベージ見る |
SNS | Xを約30分見る |
LINE音声通話 | 約7時間通話 |
ヘビーユーザーには、少し物足りない所もあるかもしれませんが、動画視聴はWi-Fiを利用するなどすれば20BGで十分な通信量だと思います。
20GBの通信量を使い切ってしまったらどうなる?
20GBの通信量を使い切って使い切ってしまったらどうなるか、大手キャリアの低価格SIMの20GBプラン3社を比べてみました。
ahamo | 通信速度制限:1Mbps(通常約100Mbps) 追加オプションあり:1GB +550円/80GB +1,980円 |
LINEMO | 通信速度制限:1Mbps(通常約100Mbps) 追加オプションあり:1GB +550円 |
povo2.0 | 通信速度制限:128kbps(通常約100Mbps) 追加オプションあり(トッピング):1GB +390円(7日間)他 |
ahamoとLINEMOは、ほぼ同じですね。povo2.0だけ通信速度制限が128kbpsと低く、その代わり追加オプションは、1GB +330円と他社に比べて安い設定になっています。しかし、7日間という日にちの制限があるので微妙なところです。
ちなみに、128Kbpsでは経験上、動画視聴どころか音楽ストリーミング、Web閲覧、SNSは遅すぎて使い物になりません。
LINE音声通話は、もしかするとできるかもしれません。(やったことないです。Web閲覧、SNSができない時点でポンコツなので、、)
ahamoとLINEMOのように、1Mbpsあれば少し待たされる程度で、実用には耐えられるレベルかと思います。
大手キャリアの格安SIMにすると何がいい?
大手キャリアの格安SIMは、自社の通信回線を利用しているので、通信速度や通信品質が落ちにくいという利点があります。
割引やオプションサービスもなくシンプルなプランなので、料金プランがわかりやすいです。
ただし、キャリアメールは新規契約では申し込みできない、店頭でのサポートがないなどの欠点はあります。
とはいえ、キャリアメールを使用する利点もありませんし、店頭でのサポートも時間がかかるだけで利点は少ないと個人的には思っています。
大手キャリア3社の料金を比較
あらためて、大手キャリア3社の料金を比較してみます。
ahamo | キャリア:NTTドコモ データ量:20GB 国内通話料金:5分以内無料 基本料金:2,970円(税込)/月 eSIM:対応 通信速度制限:1Mbps(通常約100Mbps) 追加オプションあり:1GB +550円/80GB +1,980円 |
LINEMO | キャリア:ソフトバンク データ量:20GB 国内通話料金:22円/30秒 基本料金:2,728円(税込)/月 5分以内通話無料オプション+550円(税込) eSIM:対応 通信速度制限:1Mbps(通常約100Mbps) 追加オプションあり:1GB +550円 |
povo2.0 | キャリア:au データ量:20GB 国内通話料金:22円/30秒 基本料金:2,700円(税込)/30日 5分以内通話無料オプション+550円(税込) eSIM:対応 通信速度制限:128kbps(通常約100Mbps) 追加オプションあり(トッピング):1GB +390円(7日間)他 |
どれもデータ容量が20GBで3,000円以下と他の格安SIMと比べてもほぼ同じです。
ahamoが5分以内の国内通話無料が付いている分お得といえるでしょう。
povo2.0は、基本料金0円にトッピングで日にち制限のある通信量を随時買うという料金体系を取っていて、使い方によってはお得に使えそうです。
20GBプランがおすすめの人ってどんな人?
ahamo(キャリア:NTTドコモ)
万人向けです。迷っている人はahamoにしておけば、間違いないでしょう。
5分の国内無料通話が付いて、2,970円(税込)/月で通信速度制限時でも1Mbpsと実用では問題なく使用できます。
お申し込みはこちらから ⇒ahamo
LINEMO(キャリア:ソフトバンク)
LINEを主に使用している人は、LINEMOにしましょう。
LINEギガフリーがあり対象機能に対しては、通信量の消費がゼロです。
LINE音声通話・ビデオ通話やトーク(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信)など対象ですので、LINEをよく使用する人は断然有利です。
詳細は、https://www.linemo.jp/service/line_free/を参照してください。
お申し込みはこちらから ⇒ LINEMO
povo2.0(キャリア:au)
20GB固定で使用したい人にはあまりおススメできません。
毎月固定としないで、都度使用する通信量をトッピングで追加して、節約したいという人は使ってみてください。
お申し込みはこちらから ⇒ povo2.0
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、大手キャリア 格安SIM 20GBプランの解説、比較をしました。
それぞれの特徴に合ったプランを選択して、快適なスマホライフを送っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。