【解説】スマホが熱くなった場合どうすればいい?発熱する原因と対処方法

熱いスマホ 解説

はじめに

スマホを使っていて、気が付くとすごく熱くなっていて、故障するんじゃないかと不安になる人も多いと思います。

熱くなった状態を続けていると、反対が故障したりバッテリーの寿命に悪影響を及ぼすともいわれています。

今回は、スマホが熱くなる理由やその対処法について解説していきます。

スマホが熱くなる原因

スマホには、動作する時に発熱する部品が多く使われています。

でも、スマホ内部で発熱した部品の熱は、本体のケースを通して放熱することで一定以上の温度にならないようになっています。

この発熱が放熱より多くなってしまうと、スマホ内部の温度はどんどん上がっていきます。

1.バッテリーの充電中

スマホだけでなく、モバイルバッテリーなども充電中の際には、発熱します。

特にスマホを使用しながらの充電は、バッテリーの負荷が大きく発熱しやすくなります。

通常、ケーブルを接続する充電よりも、コードレスの充電の方が発熱します。

2.外気温が高い場所での使用

外気温が高い場所では、放熱の効率が悪くなります。

スマホ内部の部品の発熱が放熱よりも多くなり、スマホの温度は上がっていきます。

3.負荷が高いアプリの使用

最近では非常に綺麗なグラフィックスアニメーションを利用したアプリが多くなっています。

このようなスマホに負担のかかるアプリを使用していると、発熱が大きくなり、スマホの温度は上がります。

特に3Dグラフィックスを使用したゲームや4K動画の視聴などで発熱しやすくなります。

スマホが熱くなるとどうなる?

では、スマホが熱くなるとどうなるのでしょうか?

1.バッテリーの劣化

スマホなどに使用されているバッテリーは、熱に弱いという特徴があります。

温度の高い状態が続くとバッテリーは、劣化していきます。

充電切れから満充電の充電を500回繰り返すと、バッテリーの容量は60%にまで落ちると言われています。

また、スマホで使用されているバッテリーの耐用年数は、約1年半~2年だそうです。

発熱によりバッテリーが劣化すると、耐用年数は減っていってしまいます。

2.スマホ本体の異常動作

スマホに使用されている部品には、正常に動作する温度が決まっています。

発熱のより部品が動作する許容温度範囲を超えてしまうと、部品は動作を停止してしまいスマホ本体が異常動作します。

異常動作によりスマホの動作が止まってしまい再起動が必要になることもあります。また、スマホ自身が安全のために自分で電源を落とす場合もあります。

アプリを使用中に再起動した場合、アプリのデータが保存されていなかったり壊れてしまったりします。

3.アプリの異常動作

スマホ本体自身が温度を下げるために、処理動作を遅くする場合があります。

この場合、使用しているアプリの動作がカクついたり、アプリを止めたりします。

アプリが止まってしまうと、アプリのデータが保存されていなかったり、壊れてしまったりします。

スマホが熱いなったらどうすればいい?

熱くなってしまったスマホの温度を下げるにはどうすればいいでしょうか?

1.充電を中止する

充電中に熱くなっている場合は、バッテリーの発熱が考えられますので、充電を中止してみましょう。

熱の異常を感知して自動で充電を止める機能を持っているスマホもあります。

2.アプリの使用をやめる、スマホの電源をオフする

アプリを使用していて、スマホを持っている手が熱くなったと感じたら、アプリの使用をやめてみましょう。

アプリの使用をやめて、しばらく経っても熱が下がらない場合は、スマホの電源をオフして温度が下がった後に電源をオンします。

3.ケース・カバーを外す

スマホの温度が上がってしまうのは、放熱が効率が悪いからなのかもしれません。

スマホ本体のキズ・汚れから守るためにつけているケース・カバーですが、それが放熱の効率を下げている場合があります。

ケース・カバーを外してみてスマホの温度が下がるようであれば、今使用しているケース・カバーを放熱の効率の良いものに変えてみるのも検討してみましょう。

4.それでも熱が下がらない場合

それでもスマホの温度が下がらない場合は、スマホ本体やバッテリーの故障も考えられます。

最悪の場合は、発火・発煙なども考えられますので、持っていられないほどの発熱が続くような場合は、購入したショップや製造メーカーのサポートに相談してみましょう。

5.やってはいけない冷却法

できるだけ早く冷やしたいからと言って、冷蔵庫・冷凍庫に入れるのは絶対にやめましょう。

急激に冷やすとスマホ内部が結露し、故障してしまう場合があります。

防水・耐水のスマホだからと言って、水をかけるのもやめましょう。急激に冷やすという意味では、冷蔵庫・冷凍庫に入れるのと同じでスマホ内部が結露し、故障する場合があります。

スマホが熱くならないようにするには?

そもそもスマホを熱くしないようにするには、どうすればいいでしょうか?

1.充電しながらアプリを使用しない

バッテリーの充電もアプリを使用するのも発熱をする状態です。

その分発熱量も増えるのでスマホが熱くなるリスクが高くなります。

充電しながらスマホを使用することは、できるだけ避けた方がスマホにも優しいでしょう。

2.外気温の高い場所に置いておかない

外気温の高い場所、特に直射日光の当たる場所に置いておくことは、使用していなくてもスマホが熱くなってしまいます。

熱くなっている状態で、スマホを使用すれば発熱により、さらに熱くなります。

使用していないときは、日の当たらない涼しい場所に置いておきましょう。移動中は、カバンの中に入れておくのがおススメです。

3.放熱の効率の良いケース・カバーを付ける

放熱の効率の良いケース・カバーを付けることで、付けていない場合より放熱の効率が良くなり、スマホが熱くなるのを防ぎます。

4.システムやアプリを最新にする

システムやアプリの不具合でスマホが熱くなっている場合もあります。

システムやアプリを最新にすることで、不具合が解消され発熱が少なくなりますので、システムやアプリの情報をチェックしましょう。

まとめ

スマホが熱くなるのは、バッテリーの充電と負荷の高いアプリの使用が主な原因と考えられます。

スマホが熱くなったときは、まず使用と充電をやめ、直射日光の当たらない場所で冷えるのを待ちましょう。

発熱を抑えるためにできることは、充電中の使用はしないなど、難しいことはありません。

スマホの発熱をそのままにしておくと、スマホの寿命が短くなったりするので、原因と対策をしっかりと理解して適切に使用しましょう。

スマホが熱いと感じる場合の対処法まとめ

  • 充電を中止する
  • アプリの使用をやめる、電源をオフする
  • ケース・カバーを外す
  • それでも熱が下がらない場合は、ショップやメーカーサポートに相談する

皆さんもスマホを大切に使って、快適スマホライフを送りましょう。

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